007/061303
 こんちは!黒田ワンマン倫弘です。
 あー早くやりてー! 野音!
 先週、「これが読まれてる本日、僕は亡霊のごとく、スタジオでポカーンとしてると思います。アルバムレコーディングに超!突入。」と書いた僕ですが、はい、その通り。亡霊というより妄執で作っています。歌っています。ほとんど曲が出そろったところで、半分はミックスまで到達。本日途中まで録った曲を1曲ボツにしてしまった。けして悪い曲じゃない。つーか良い曲なんだ。でも今この曲を歌う理由がない、もっと歌いたい曲があるっていうことが、作ったあとから分かることもある。使ってしまったスタジオ時間をその分のばせるような悠長な段階じゃないのもわかってるけど、なんとか知恵を働かせて新しい曲をつくることにしちゃった。「なんか黒田倫弘、今とんがってるね〜」と俯瞰で我ながら感心する。
 そして、歌詞の話なんですが、今回もやばいソングができてしまいました。But まぎれもなくラブソング。「確実に恋心なんだけどなー。こうやって並べてみるとヤバい人みたい。まだ書いてないやつがかわいいラブソングになるといいにゃぁ」という感じ。
今回のアルバムレコーディングのテーマは、去年よりもっと振り切ること、そして、黒田/馬場コンビの音を究極まで作り上げようということだった。ふたりで戦いながるつくることに迷わないということで、もちろん、作る途中で迷うことはメタクソある。そもそもが音楽なんて超主観的なもので、答えをつくり出すのに正しい方程式も、高度な方程式もない。二人みえている音像が同じならすいすいいくし、同じでも方程式がみつからなければ、悶々と頭をかかえる。見えているものが違ったら方程式の前に主導権の奪い合いがある。俺のアルバムなんだから、ということもなければ、俺がサウンドプロデュースしてるんだから、ということもない。じっくり結果を想像して、今一番いいと思うところへ二人の歩調をあわせていく。二人の人間のアイディアが混ざるから面白いものになる。そう考えて始めたアルバムだ。
 と熱弁するのは、さっきちょっと揉めたからなんだけどね。僕が作ったメロディーの譜割りを変えて歌ったらBABIちゃんがもとに戻してくれ、と言う。双方自分の解釈が正しいと信じ、譲らない。サウンドはできあがってる。このサウンドだからこう歌いたいんだと感じた僕と、こう歌うメロディーだったからこのサウンドにしたというBABIちゃん。どうにも結論がでないから、一旦、今録ったものを吟味しよう。頭を冷やすために出前でもとってブレイクしよう。とスタジオを出てきたところ。ちょっとカッカきてたんだけど、これを書いてたら落ち着いてきた。オーダーした特製エビフライも届いたことだし。一緒にメシ喰って、もいっかい聴いてみようか。BABIちゃんも大したスポンジなわけだ。
 と、産みはクリエイトとともにストレス。明日歌詞を書く曲も、我ながらなんつーテーマを!とびびるような曲だし。あー早くコイツらをみんなの前でうたいて〜〜〜〜! 星空の下で集おうぜ、野音!

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