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005/060603 |
どうもありがとう!黒田倫弘本日誕生日、おめでとう。 今年も6/6はライブの日。3回目になる。この日は、年に1度自分のために歌う日。客席の、あるいは、今日そこに来れなかった人たちに向けて歌うのとは矢印が違って、自分に向けて歌うのはすごく難しい。すごく緊張する。慣れないことをするからだ。自分に向けてうたう歌で、聴く人の心を震わせるのは凄く難しく、だけど僕はそのやり方でその歌を歌い切りたいと想うのだ。 ステージに乗る直前に、「お父さんお母さん僕を産んでくれてありがとう。」なんて、想うのもこの日だけだ。そうやってあがりまくってステージに上り、しばらくすると僕の心はウッキウキになって、楽しくて楽しくて仕方なくなる。あとはいつもの通り。 と、どんな時も歌うことがすべて、そのために生きてる僕にも、歌うことを疎ましく感じたり、気乗りしなかったりすることがある。 なんて事を言うと、きっと僕を応援してくれてる人は、「そんなことがあるの?!」と心配したり、怒ったり、悲しくなったりするだろうけど、そんなことじゃない。想いが強いと、強い分だけ自分に求めるものが大きくなる。大切な歌を、僕は十分大切に歌ってるだろうか。そんな風に問うことが、万分の一ぐらいある。多分、歌への想いばかりが強すぎたり、想いをすり減らすような歌い方をしていると、歌えなくなってしまうんだろうな。そんなことを、チラとでも思うことが、僕はとても大切だと思ってる。そんなパラドックスは、みんなのまわりにもきっとたくさんあるよね。 大切であればあるほど、歩みを進めるのには物凄いエネルギーが必要だ。大切だから、大概の場合その物凄いエネルギーは意識せずに大放出されてるんだと思う。すっからかんになっちゃったらどうしよう。恐ろしくて恐ろしくてキリキリする。 今僕はアルバムを作ってる。毎日音楽が生まれてくる。生み出している。自分がすごい集中力で、無から物を産んでることを実感すると、こんどはそれが途切れてしまったらどうしようと心配になるんだ。 幸い僕は、今日のように、ライブでその熱を毎回確かめられてるし、その都度、みんなから充電してもらえてる。だから恐いほどの新陳代謝で、大好きな歌を歌えてるんだと思う。 歌えてうれしい。出会えてうれしい。ありったけのパワーで歌おう。スポンジ名利につきるね。 |
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