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 こんにちは!黒田アドレナリン倫弘です。
 引き続き産みの苦しみを享受しています。今は主に歌詞。3rdアルバムにはletters以降のシングルもいれようとしていて、その他に新曲が8曲か9曲。「けっこう重い曲、おおいよね。」1曲しあげるごとにそう言い合いながら進めてきていて、残すはあと3曲!という今、ひさびさにほんわりホンノリぽわーんな歌詞に浮上してきた。それはそれで簡単じゃないけど、良い感じの疲労感ただよう初夏をある意味満喫してます。
 そう!実は僕、ソロデビューしてから、この時期に曲を書いていたことがないんだ。デビューしてから季節の3回り目を体験してる昨今。2002年の今頃はアルバム発売直前、ツアーの前夜祭的ライブでバンドの手ごたえを考えてた。2001年の今日は、インストアライブの日々。何十本やったかな。1日に3回別の場所でやったこともあった。BABIちゃんと一緒にいろんなとこで歌った。2000年はデビュー前。「スリルバカンス」のレコーディングに通い、悩み、やっぱ歌わないことには!とソロライブを決めて、RUIDOで初めてひとりで歌うためにBABIちゃんと初めましての挨拶をしたころ。「スリルバカンス」は岡村ちゃんにもらった曲に手を付けてからレコーディングが終わるまでに丸まる4ヶ月かかって、今思えば、「え〜〜〜〜〜!アルバムつくれるやん。」って思うけど、方向が決まらないっていうのはそういうことで、矢印ができてるっていうのはこういうことなんだと痛感する。で、今年の7月、僕は6月中に終えるつもりだったレコーディングにまだかかりきりになっていて、スケジュールに途方にくれつつも、目が泳いでない感じ。その感じを「いい」と思って書いてる曲がある。来週のいまごろ歌ってることでしょう。そしてその次の週にはアルバムが出来上がる。冬に構想、春から夏にかけて作ったアルバム。3度目の作業でも、1つとして同じだったことはなく、あえてそうしているわけでもないけれど、毎回毎回新しい面白さと障害にぶちあたる。素晴らしき人生!
 歌詞を書いてると、そんなモードになる。なんでこの曲なのか。なんでこの言葉?なんで歌うんだろう。自分の中のふとした「?」は糧。パワーの元。歌と僕が育つ種。でも、生きてると、っていうか、生きてる!なんて気負わなくても、過ごしていると、自分じゃない何かと軋んで「?」が絶えず生まれてくる。本当に正しいのか? 本当は間違ってるんじゃないか? 最近の僕は、そんな外からの「?」を煩わしいとすら思わない。関係ないね!って思うのとも違う。ただ、それもそうだ。でもこれもそうだよ、と、胸を張っていくんだ。
 で、なぜアドレナリンなのかというと!歌詞を書いてると、口の中が普通と違う味になるんです。絵を書いてる時もあるけど、歌詞を書いてる時が一番顕著で。喉の奥の方に、脳みその方から、ツーッて何かがおりてくるような感じがして、そのおりてくるものが変わった味なんだけど。これ、なんなんですか? 自分の中では、「あ、アドレナリンがでてきた。」と言語化するようになったんだけど、医療関係に詳しいファンの人からのメールには、「りんくん、アドレナリンは極少量しか分泌されないものなので、味なんかしないと思いますよ。」との情報が! いや、おれだって、アドレナリンの味だとは思ってないけどさ〜。「脳みそが溶けでてるんじゃない?」と書いてくれた人もいたらしいけどさ〜。そうかもしれないけどさ〜。でも、いったい何なの? さっきも書いてたとき、ツーッときてたんだよね。

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