![]() |
012/070503 |
こんにちは、黒田フォトジェニック倫弘です。 えー、まだ、えー?!まだレコーディング中なのでーす。でも今日(7/24)明日でサウンドをしあげるこの曲で最後。アルバム全12曲が揃おうとしている今、俺はかなり振り切った気分で音楽にとりくんでます。 いきさつを語れば、珠玉の名作たちを生み出す中、「うーん。なんか1個足んない。」と、本当なら今頃、ばんざーい出来上がったぞ!と酒を浴びているはずのBABIちゃんに、最後に1曲つくることにしようと思うんだ、と告白したのがもう3週間前。「え?そうなの?」とキョトンなBABIちゃんとウラウラ(エンジニア三浦健介)の「オーケー。思う存分やりな!」と言っているようなオーラに背中を押されて、今現在、マスタリングは7/31。曲があがったから今度は歌詞だぜ。 で、明日明後日と写真展があります。そのカタログ用に、今年の2月のパリロケとこの間東京で撮った写真達を並べて、僕の中でイメージした写真のタイトルとその意味を書きました。写真も音楽と似て、その時の空気を思い出すね。去年のバリ島ロケの写真の時は、その場の空気というより、その時の僕自身の感情みたいなものが色濃く蘇って来たけど、今回の作業では、パリの街の温度や湿度を思い出した。多分、去年より今年の僕は少しちゃんと「黒田倫弘」を捉えていて、少し大きくなった僕という器の中にあの街を取り込もうとしたからだと思う。バリの時は、自分が溶け出してしまうんじゃないかと思ったから。 今度出る「EASY BAZOOKA」を作ろうと思ったのは、自分がやっと熟し始めてきたからだ、と、思っている。何を歌うべきか!?と何が歌いたいか!?は似ていて別で、どっちが勝ち過ぎていてもバランスをくずす。あるがままを、と思っているわけでもない。どこかちゃんと確信犯でいる今の自分が、ちょうどいい。 今の僕の年輪をそのまま表現した写真。今の僕の狂気を描き出した写真。今の僕のピュアを形にした写真。音楽をデザインするように自分の身体で絵をデザインした写真。そんな切り口と、小松さんが切り取る別の瞬間。それを見てハッとしたり、ヘェと思ったり、イメージ通りと意外!を楽しむ。写真への向き合い方も変わってきたと思う。どんな表現にもそれを受け取る時のドキドキワクワクは変わらずあるんだな、とまた気付き直すのは、これ、奴らみたらどんな風にかんじるだろう?とわくわくする時だ。(奴らっていうのは僕のファンの人たちのことです。すいません。) ライブ同様、アンケートや手紙やWEBのBBSで、受け取った人の感想をきくのは楽しみなんだ。これが好き、あれが好き、これ今イチ。「うわ、綺麗」去年写真展ではじめて見せた生の写真を前に立ち止まっただれかのため息を、スタッフから伝え聞いて、純粋にうれしいな、と思う。 写真のコメントを書きながら、そんなことに想いを巡らし、そんなふうに巡らしていると、歌いたいことばのタネが僕の心の中で新しく芽生える。それは僕にとってすごく大切なコミュニケーションなんだ。 さて、来週の今ごろは気持ちを野音に向けて膨らませはじめているかな。あ、違う、アルバムのインタビュー受けるんだ。どんなことばで語るのかな。 |
011/071803<< |
>>013/080103 |
無限スポンジmenu |