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 こんにちは!黒田リビングハッピー(カラゲンキ)倫弘です。
 今、MORPH-INN SPECIAL4連チャンのリハーサル中です。
 5/2から4日間、毎日違うメニューのライブを違うバンド編成でやるんだよ。シンクバリバリに出して踊り歌うCLUB NIGHTもあれば、オールカバー曲をオレナラデハライブにしちゃうCOVER NIGHTもあれば、もちろんクロダバンドのお祭りNIGHTも!
 で、レコーディングの穴ぐらからリハーサルスタジオに場所を変えて、日々スタジオ三昧。楽しそうでしょ?楽しいんだけど、大変!楽しいって言っておかないと負けそう。ビビりまくってます。
 ちょっと前に、アーティストのドキュメンタリー番組で、ステージに上がる直前って歌手になったことを後悔するというような話をしてるのをたまたま聞いて、ああ彼女もそうなのかって思った。僕は、歌いたくて歌いたくて自分の音楽の形を探して、歌を辞めるという選択肢が持つ可能性を、悩む度に捨てて、歌って生きることにしたわけだけど、そんな想いをも超えたところで、自分のステージに上がる直前の僕は、どこかで強烈に思うんだ。歌う人間じゃなければよかったのに。説明しようもない恐怖なんだ。説明がつくはずもないもんなんだ。僕から生まれた音楽や、リハーサルしながら作ったその晩のメニューや、覚えているはずの歌詞もメロディーも、歌詞の向う側に描いた物語や思い出も、そして何より幕の向う側で待つエネルギーの統べてが、ゴーーーと押し寄せてくる、どれだけ練習してもイメージしても、この圧力だけは軽くならない。逃れるなら、それこそ歌う人間じゃなくなるしかないや。
 何か大変なことがある時って、気がついたら全てが終わってたらいいのに!って思ったことない?思い出だけちゃんと残ってて、すべて善し!で翌日にワープできればいいのにって、子供のころテストの前に思ったり。あの感覚に近いかも?
 焦りと興奮と。心臓が痛くなる。ステージに乗っちゃえば大丈夫。ケロッと直って、宇宙の果てまで飛んでいく。でも、思うんだ。この恐怖がなくなったら、僕はダメになる。だから、思いきり恐がり思いきり楽しむべし。
 と、いっても今僕の目の前にある歌詞カードの山。目が回りそうだ。

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