こんにちは。黒田エモーションそしてWATER COLORS倫弘です。
今、アルバムできあがりました。
只今6/16 29時30分。へとへと。
(と、ここまで書いて、一旦ねました。)
7月14日に出るシングル2曲。一眠りしてあらためて聴いてみた。
「エモーション」は、僕の中にいる、だれの中にでもいる「エモーションくん」の歌。
こうやってアルバム最後の曲を歌い終えて、とりあえず今夜はもう歌詞のこと悩まなくていいんだ! って眠れるぐらいこの半年しんどかったけど、このアルバムだって、僕の、そして相棒のBABIちゃんの、関わってくれたミュージシャンやスタッフのエモーションくんがいるからこそ。もっと売れたい、もっと大きなとこでライヴやりたい、もっと誰もが僕の歌を聴いてくれるようになりたい。名誉欲?
金欲? 独占欲? 性欲? 欲っていうともっと本能的な気がしちゃうけど、僕がもっと売れたいと思うのは、まぎれもなく情熱だし感情だ。感情のまま突っ走るのはやっかいだというけど、本当に僕らを走らせてくれるような感情はそれにまかせても、人を傷つけないで自分を高みにひっぱりあげてくれるような大切なエネルギーだと思う。なまけもののくせに、言うときゃ言う、君の中の欲張りうさぎの仲間だ。(といっても、うさぎがピョコタンピョコタンとびはねるのと違って、エモーションくんは、光速ジェットでピシューッと走ってるはずなんだけど。)
そして全くベクトルの違う曲、「WATER COLORS」は、でも、よく考えたら僕らを作っているこの星の水の歌で、知らず知らずのうちに、僕をつくっている電気みたいなエネルギーと水の話だったんだな、と気付く。なんで悲しくてもおかしくてもうれしくても涙が出るんだろうな、と思ったんだ。誰かが心を割いて付けた名前、それはどんな思いだろうと、絶対思いが繋がってると思ったんだ。バリ島で出会ったコーディネーターのスケさんの名前は、スケさんとこの長男坊っていう名前だったけど(長男、次男、長女、次女って名前をつけるんだって)それだって赤ん坊のスケさんを見つめる視線を思う。きっと君も、友だちの健介も、知らない国の誰かも。へたすると、ひとりぼっちで立ってるんじゃないか、どんなにがんばっても人と繋がっていけないんじゃないか、なんて、僕だって考える。でもそこに生まれた理由なんかなくても、僕がこの地球の水で出来てて、君も彼もあいつもそうだということは本当のことだもんね。
出会えて、感じられた繋がりを、もう1つも手放しやしない。繋がるために歌うし、繋がった証に歌おうって感じなんだ。
この曲を書いてた時、テレビではイラクの人質や虐待のニュースが毎日記録更新していて、いろいろ感じたのは事実だけど、同じ人間なのになんで? 信じられない?
と書いたわけじゃない。繋がりを信じて、常に誰とも愛し合えるほど人間はうまく出来てない気がする。それでも大切にしていきたい感情があることに気づけたら、その感覚を手放さないようにしたいんだ。
アルバムの曲を並べてみると、この2曲を先に聴いてもらうことに決めたこと、改めて大正解だった。何度も聴いてほしいです。心かどっかにある同じ欠片を鳴らせる人に、聴いてもらいたくて出します。
そうそう、DVDに入れるビデオクリップで、水彩画を描いたよ。僕が一生懸命描いた、上手くない絵だけど、不思議にことば以上に伝えることもあるんだな。DVDをつける意味がちゃんと実感できてうれしかった。
では、暑い空梅雨が続くけど、よい一日を!
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