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 こんにちは、黒田倫弘です。
 もうすぐ誕生日ライブ。そした僕は昨日シングルに入れるバラードの歌詞を書き上げ、どうしても仮唄をうたってもおきたくて、朝方、開かない喉をむりやり開いて歌ってみた。タイトルはまだない。水の歌。とてもいい歌詞が書けた。どうしてこんなにうれしいんだろうっていうぐらいうれしかった。さっきまで、産みの苦しみに悲鳴をあげてたのに。土曜日に本チャン歌入れ。

この間出した、僕のイタリアの写真と日々雑考みたいな本に「ハート」と題したやつがあった。(あった、って、いうと変なんだけど、帰国して、レコーディングを始めたころに、写真をみながら書いたもので、本当に感じたことをそのまま書いたから、何がきっかけで書いたのかはっきり覚えてないのが多いんだ。)

 「ハート」
 キミの自慢は?
 僕の自慢は、ハートだ。
 だれにも負けない、自慢のハートで、
 だからキミはキミなんだ。
 そして僕は僕なんだけど。
 ひとつ困ったことがある。
 ハートがあると傷つくんだ。
 ブリキの男は心が欲しくて泣いたんだっけ。
 ハートがあるから錆び付かないんだけどね。
 (LEAP発行『PHOTO andノ』より)

 僕の曲に「SCAR OVER」というタイトルの曲があって、SCAR OVERっていうのは、傷あとを残して治るという意味。どんな傷も治っていくけど、残った傷あとは、僕を今日へと明日へとつなぐ印だと思う。でも、ハートだけはおそろしいくらいのバイタリティーでピカピカに再生していくような気がしない?そう思い込もう。大丈夫!人間って生き物は、僕らっていう生き物は、だから、こんなに傷付きやすいんだと思うよ。
 僕達のハートの不思議のワケを歌った2曲をシングルに入れます。
 さて、次の曲の歌詞書こうっと!仮タイトル、内緒だけど教えちゃおう。「ポエポエ」っていうんだ。

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